北海道大旅行(2-2)

2008年10月20日 / 日記

5.屈斜路湖~14.知床峠まで

5.屈斜路湖(くっしゃろこ)

弟子屈町にある、全域が阿寒国立公園に属する日本最大のカルデラ湖。謎の生物「クッシー」の棲む湖として一時期話題となった。あれ?僕が子供の時には「くっちゃろこ」と呼んでいたような・・・?

で、阿寒湖から国道241号線「阿寒横断道路」を経由して「パイロット国道」に入り、屈斜路湖に近づくに連れ、確かに「クッシー」なる宣伝看板がチラホラ・・・ なんでしょうこれ。

まぁそれはそれとして、着いたのは16時頃でしたが陽は傾きはじめ、よく見えません。湖には「中島(火砕丘、面積5.7km²、周囲12km」が浮かびます。写真じゃよくわかりませんね・・・。

面積 79.3 km²、周囲長 57 km、最大水深 117.0 m、平均水深 28.4 m、水面の標高 121 m、透明度 6.0 m です。

とりあえず次へ急ぐ。

6.硫黄山(アトサヌプリ)

屈斜路湖の南半分を周回する道道52号線を進んでいくと、何やら煙を吐いている箇所が・・・

で、ちょっと近づいてみる。

これは硫黄山(アトサヌプリ)と呼ばれる活火山のものであり、煙は「火山ガス」の模様でした。

とりあえず次へ急ぐ。この時は、天候はまだ「晴れ」だったのだが・・・

7.摩周湖(ましゅうこ)

阿寒国立公園内に位置する、弟子屈町にある湖。透明度の高い湖のひとつであり(透明度は年々低下傾向)、急激に深くなっていることとその透明度から青以外の光の反射が少なく、よく晴れた日の湖面の色は「摩周ブルー」と呼ばれている。

↓湖に浮かぶ島はカムイシュ島(中島)。訪れたのは17時過ぎで陽もかなり傾いていたことと、標高が高い場所からの展望(第三展望台)となる場所のため、ただでさえ怪しい(神秘的な)装いの湖に見えたのだが・・・

写真全体がもうブルーですね。↓すぐ近くの山の上には雲がかかり始め・・・

小雨も振り出し・・・

「霧」ではありませんが「霧の摩周湖」を歌うべきなのか?(歌は知りませんがw)

※『霧の摩周湖』・・・それまでマイナーな存在だった「摩周湖」でしたが、1966年に布施明の『霧の摩周湖』(作詞:水島哲、作曲:平尾昌晃)がヒットしたことで摩周湖の知名度が一気に高まった。なお、「(霧の出ていない)晴れた摩周湖を見ると出世できない、結婚できない」といったジンクスが語られることがある。


8.中標津(なかしべつ)近辺/9.根北峠(こんぽくとうげ)付近/10.越川橋梁

なだらかな丘陵が続く。冬になると道東のこの地域も一面銀世界になるんだろうな・・・

根北峠付近。標高も高くなく、穏やかな場所だ・・・

で、国道244号線(斜里国道)を走っていると、不意に(場所的に)不自然な人工物を発見!

近づいてみる。

根元は立ち入り禁止になっているようですが、簡単に入れそう。

これで「ピン!」と来たあなたは鉄っちゃん、もとい鉄道マニアだ。僕も小学生の頃は北海道の時刻表や宮脇さんの駅・鉄道本とか買ったなぁ・・・(遠い目)

で、こんな立て看板が。↓

はい、これは北海道の登録有形文化財です。(鉄道橋)

【Wikipediaより】1934年、越川駅~上越川駅間の国有鉄道根北線の橋梁として建設が開始される。周囲数km四方に民家すらない北海道の山間奥地に作られた全長147m、地上高20mの10連アーチ橋。建設は難航を極め、多くのタコ部屋労働者が使役され命を落とした。太平洋戦争が激化すると、物資欠乏のため根北線の建設は中断される。越川橋梁はほぼ完成した状況にあったが、戦後になっても根北線の越川より根室標津方が開通することないまま、1970年に根北線自体が廃止され、結果として一度も使用されることはなかった。

ちなみに橋の横に、上り坂の未舗装の細道があったため、ちょっと昇ってみる。昇った先はもしかしたらどなたかの畑だったかも知れませんが、一面に広がる「北海道」の景色だけでした・・・。

とりあえず越川橋梁に別れを告げ、一路知床方面へ向かう。

斜里町も、なだらかな光景でした・・・直線道路は至る所にあり、どれもおおよそ2~3km先の直線道路を見渡すことができました。

11.ウトロ付近/12.道道93号線

ウトロ付近の様子。左側にオホーツク海が見える。

徐々に道が昇り坂になってくる。岩尾別付近かと思われる光景です。

道道93号線は途中で通行止め。知床五湖へ向かう駐車場に車を止め、まずは展望写真を撮る。目前にはオホーツク海が。

13.知床五湖

深い原生林に抱かれた溶岩台地にある5つの小さな湖の総称が知床五湖。遊歩道でめぐるそれぞれの湖に固有の名称がなく、時計回りに第一湖から第五湖までの番号で呼ばれています。遊歩道入り口から五湖1周で約1時間。貴重な野生生物が多く生息しますが、三湖~五湖までの周遊には「鈴」の携帯が推奨されています。これは「熊よけ」とのことで・・・

ちなみにオイラ、二湖までは途中団体旅行のツアーグループに紛れ込むように付いていきました(20名以上の団体旅行のグループ自体が多数おり、混雑していたのでついでに紛れ込んでガイドさんの説明を聞いてましたw)が、残念ながら団体旅行は三湖には行かず帰ってしまいました。しかたなく五湖まで自力で散策したのですが、三湖~五湖までの周遊には「鈴」の携帯が推奨されていることに気づいたのが、五湖までの散策が終わったあと・・・ガクブル。幸運にも熊は出ませんでしたが、目の前で「エゾシカ」の群れと遭遇し、目と目があってしまいました・・・

ということで、まず「一湖」と「二湖」を。(どっちがどっちだか写真では判別できませんです)

↓このような散策路が続きます。

↓着きました三湖。

湖面から見える水の底はこんな感じです。

三湖の様子

四湖~五湖のようす

天気はあまり恵まれたものではありませんでしたが、自然のまま残されている”イノチ”を身に刻みつけることができた素晴らしい経験でした。

14.知床峠

一度見てしまうと、次々と野生の「エゾシカ」を目撃するようになります。

写真はありませんが、道路で走っていると「エゾリス」なんかも飛び出してきます。ほほえましいですね(危ないって)。牛や馬なんかは当たり前のように感じます。

知床峠に到着。・・・って、確かこの方面には「知床富士」(羅臼岳が見えるんじゃなかったっけなぁ・・・)

遠くが何も見えません。

というか、雨が激しくなり峠の視界自体が50~100mとなっております。

残念ながら、知床に最後の別れを告げ、知床を後にしました。

(続く)

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