カテゴリー「CHART全般（JAPAN）」の記事

このBlogには「アクセス解析」機能があり、その中には「検索語集計」なるものがある。これはどうも「検索サイトでどのようなキーワードを入力してアクセスしてきたのか」がわかる集計機能らしい。 先日、この「検索語集計」を何気なく見ていたら、いろいろチャートに関するキーワードがあった。特に1972年とか。

ご要望に応えて（？）なんとなく掲載してみるコーナーを作りましたｗ

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

◆オリコン 1975年度年間ランキング

「オリコン　年間ランキング　1975　zoizoi」というキーワードで検索して来られたようです。

今から34年前、1975年度 年間のSINGLEチャートを掲載します。

※「累積売上」は、オリコン得点修正後のもの。

※「旅愁」「中の島ブルース」の売上が、書籍「データ私書箱」と異なりますが、以下が現在の公式のはず。
（例：「中の島ブルース」は、書籍「オリコンチャートブック アーティスト編1968-1987」と「CHART BOOK COMPLETE EDITION 1968-2005」を比較していただければわかりますが「1.9万枚」の誤差があります。このような例は他にも意外と多い。）

集計期間；1974/12/02付～1975/11/24付

1969年・歌手別シングル売上枚数TOP30です。

赤字は当ブログで紹介したことのある方です。その方は詳細を記載してあります。ジュンちゃん2年連続8位。奥村チヨ上昇気流。
ただし、ピンキーとキラーズを赤にするのを忘れてました。

 集計期間；1968/12/02付-1969/11/24付

1968年・歌手別シングル売上枚数TOP30です。

黛 ジュン、さすがですねぇ。赤字は当ブログで紹介したことのある方です。その方は詳細を記載してあります。
ただし、ピンキーとキラーズを赤にするのを忘れてました。

 集計期間；1968/01/04付-1968/11/25付

ちあきなおみ と言えばコロッケがホクロを付けてモノマネをしていたのが
一般的にはイヤと言うほど思い浮かばれますが、札幌オリンピック年に生まれた
僕としては個人的に、小学生時代に ちあきなおみ と 佐良直美 の名前の区別が
つかなかったくらい本人をテレビで見た記憶がありません。
（単に記憶が忘却の彼方だけかも･･･歳かな；）
ところで先日、
ちあきなおみ　異常人気のなぜ？
という記事が先日 日刊ゲンダイ より配信されていたのを発見しました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071012-00000002-gen-ent
（以下、Yahooより記事抜粋）
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
ちあきなおみ　異常人気のなぜ？
10月12日10時1分配信 日刊ゲンダイ
　引退から15年。「伝説の歌姫」ちあきなおみ（60）の復刻盤が、10日、24日と相次いで発売される。2000年に発売した6枚組CDボックス「ねえ、あんた」は、ほとんど宣伝もしないのに5万枚の大ヒット。3億円を売り上げた。今回の復刻盤も、どのくらい売れるか注目を集めている。
　それにしても異常な人気だ。NHK―BSが制作した「歌伝説　ちあきなおみの世界」は、リクエストが多く6回も放映されている。なぜ、こんなに関心が強いのか。
「いまの歌謡界には、大人が聴くに堪え得る、彼女のように情感あふれる歌い方をできる歌手がいない。しかも、夫の死と同時に『ダンナがいないから歌えない』と人前から姿を消すなど、存在がドラマチック。ファンには、生きているのにナマで見ることも聴くこともできないという飢餓感があるのでしょう」（業界関係者）
　CD発売元のレコード会社も直接連絡がつかず、義兄の宍戸錠とも10年以上顔を合わせていないらしい。しかし、外見は現役時代とほとんど変わらず、15年たったいまも死別した俳優の郷エイ治の月命日には、墓参りに訪れるという。
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
「X+Y=LOVE」という斬新すぎるタイトル（1970年）の音源は持っていますので
当時おおよそどんな曲を歌って注目されていたのかは推察できますが、実は
「喝采」が12週連続2位で結局1位になれなかった、今でも記録が破られないほど
レアな記録を持っている作品もあったりして、実は ちあきなおみ は侮れないようです。
しかも実際の人物像も、芯が通り真っ直ぐなポリシーを持った方のようで、
そんな方が歌う曲は、きっと今の音楽シーンの中でも再注目に値する、
というか学ぶべき点もきっと多い作品群であると思われます。
これを機に、ちあきなおみ を聞いたことが無い人も、一度耳にしてみるのは
いかがでしょうか。＞自分
◇作品データ・歌手データ

ちあきなおみ「喝采」（13th SINGLE）
＜ちあきなおみ最大のヒット曲／第14回日本レコード大賞 大賞曲＞
作詞：吉田　旺
作曲：中村泰士
編曲：高田　弘
発売：1972/09/10
品番：P-183（日本コロムビア）
オリコン最高位：2位
オリコン登場週数：33週（100位以内）
オリコン売上枚数：806,740枚
※ちあきなおみ（歌手）
本名：瀬川三恵子
生年月日：1947年9月17日
出身：東京都板橋区
◇「喝采」チャートアクション
日付——-順位–累積売上
1972/09/25–98
1972/10/02–61
1972/10/09–50—-10,810（1万枚突破）
1972/10/16–43
1972/10/23–38
1972/10/30–21
1972/11/06—7—-55,110（5万枚突破）
1972/11/13—3
1972/11/20—2———-（10万枚突破）
1972/11/27—2
1972/12/04—2———-（20万枚突破）
1972/12/11—2————–・
1972/12/18—2————–・
1972/12/25—2————–・
1973/01/01—2————–・
1973/01/08—2————–・
1973/01/15—2————–・
1973/01/22—2————–・
1973/01/29—2———（60万枚突破）
1973/02/05—2
1973/02/12—5
1973/02/19—6–722,110（70万枚突破）
1973/02/26–10
1973/03/05–11
1973/03/12–19
1973/03/19–24
1973/03/26–39
1973/04/02–43
1973/04/09–50
1973/04/16–59
1973/04/23–71–801,560（80万枚突破）
1973/04/30–86
1973/05/07–88–806,740（最終売上）
※なお、「喝采」が12週連続2位に甘んじていた時の1位は、
300万枚を超すオバケビッグヒットでありながら今となっては歌われる
ことがほとんど無い、宮史郎とぴんからトリオの「女のみち」であった。

先日、オリコンサイトに「オリコン史上1000作目のアルバム1位はV6！」との記事が流れました。
http://www.oricon.co.jp/news/rankmusic/48071/
オリコンアルバムランキングは1970/1/5付にスタートとのことで、37年9ヶ月で1000作のアルバムがNo.1を獲得しています。
実際、当時の第1回アルバム（LP）チャートはどのようになっていたのか、振り返ってみましょう。
*1 ･･･ 花と涙／森進一のすべて ･･････ 森 進一
*2 ･･･ ジュリー ･･････ 沢田研二
*3 ･･･ 池袋の夜／青江三奈のすべて ･･････ 青江三奈
*4 ･･･ 影を慕いて ･･････ 森 進一
*5 ･･･ アビイ・ロード ･･････ ビートルズ
*6 ･･･ 無情の夢 ･･････ 森 進一
*7 ･･･ 良子のクリスマス ･･････ 森山良子
*8 ･･･ 夜と恍惚とため息と 第２集 ･･････ 森 進一・青江三奈
*9 ･･･ 花と涙 ･･････ サム・テイラー
10 ･･･ 君は心の妻だから ･･････ 鶴岡雅義と東京ロマンチカ
11 ･･･ 少年たち ･･････ フォーリーブス
12 ･･･ ポール・モーリア・カスタム・デラックス ･･････ ポール・モーリアＯｒ．
13 ･･･ パット・ブーン・ゴールデン・クリスマス ･･････ パット・ブーン
14 ･･･ 森山良子カレッジ・フォークアルバムＮｏ．２ ･･････ 森山良子
15 ･･･ ホンキー・トンク・ウイメン ･･････ ザ・ローリング・ストーンズ
16 ･･･ ハイノロジー ･･････ 日野皓正クインテット
17 ･･･ あなたと生きる ･･････ 小川知子
18 ･･･ 一人ぼっちの詩 ･･････ 長谷川きよし
19 ･･･ 影を慕いて ･･････ サム・テイラー
20 ･･･ 輝く星座／ポール・モーリアの世界 ･･････ ポール・モーリアＯｒ．
21 ･･･ メンフィス・アンダー・グランド ･･････ ハービー・マン
22 ･･･ これが艶歌だ第２集 ･･････ 北島三郎・水前寺清子
23 ･･･ あなた好みの……チヨ ･･････ 奥村チヨ
24 ･･･ 森山良子イン・ナッシュビル ･･････ 森山良子
25 ･･･ ドック・オブ・ベイ ･･････ セルジオ・メンデスとブラジル’６６
26 ･･･ ジュン・知子・チヨ ･･････ 黛ジュン／小川知子/奥村チヨ
27 ･･･ さすらいの唄 ･･････ 青江三奈
28 ･･･ ウエストサイド物語 ･･････ サウンドトラック
29 ･･･ レーモン・ルフェーヴル・ゴールデン・プライズ ･･････ レーモン・ルフェーヴル・グランドＯｒ．
30 ･･･ ドラム・ドラム・ドラム／恋泥棒 ･･････ ジミー竹内とザ・エキサイターズ
31 ･･･ アンディのホワイト･クリスマス ･･････ アンディ・ウイリアムス
32 ･･･ 浅丘ルリ子魅力のすべて／心の裏窓 ･･････ 浅丘ルリ子
33 ･･･ 長崎は今日も雨だった ／逢わずに愛して ･･････ 内山田洋とクールファイブ
34 ･･･ 私を断罪せよ ･･････ 岡林信康
35 ･･･ グッドナイト青江三奈 ･･････ 青江三奈
36 ･･･ ザ・テンプターズ・イン・メンフィス ･･････ ザ・テンプターズ
37 ･･･ 花と涙 魅惑のテナーサックス・ムード ･･････ まぶちゆうじろうと６８オールスターズ
38 ･･･ 森山良子カレッジ・フォーク・アルバムＮｏ．１ ･･････ 森山良子
39 ･･･ 世界のどこかで ･･････ 加山雄三
40 ･･･ ラバウル小唄 ･･････ 都 はるみ
41 ･･･ 布施明と伊東ゆかり／ふたりの愛の世界 ･･････ 布施 明・伊東ゆかり
42 ･･･ ボサ・リオ・デビュー ･･････ ボサ・リオ
43 ･･･ 黄金シリーズ ･･････ アダモ
44 ･･･ ピンキラ・ダブル・デラックス ･･････ ピンキーとキラーズ
45 ･･･ 石坂浩二／海 ･･････ 石坂浩二 （朗読）
46 ･･･ にほんのうた第４集 ･･････ デューク・エイセス
47 ･･･ サウンド・クリエーター／バート・バカラックの世界 ･･････ バート・バカラック・オーケストラ
48 ･･･ 真夜中のギター／ゴールデン・ヒット・アルバム ･･････ 千賀かほる／ちあきなおみ 他
49 ･･･ 越路吹雪のすべて ･･････ 越路吹雪
50 ･･･ グリーン・リバー ･･････ クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル
当時は各ジャンルが幅広く支持されていたことがわかります。（今で言うところの）演歌からアイドル、洋楽やインストゥルメンタル系、サントラやＧＳなどですね。
1位が第1回目の首位獲得作品の『花と涙／森進一のすべて』。森 進一はこの第1回チャートでTOP10内に3作品（単独名義）もランクインさせています。最近のゴタゴタからすると考えられない華やかさがあります。
5位は言わずと知れたビートルズの『アビイ・ロード』（週間売上 4500枚）日本発売が前年の1969年10月のため、この時にチャートがあれば1位だったかも。なお、『アビイ・ロード』はこの後の「LPチャート」において、300週もの長き間TOP100にランクインする超ロングセラー作品となります。
なお、個人的には66位『華麗なるコーラスの世界（フィフス・ディメンション）』（週間売上 1140枚）が好きなくらいでしょうか。
今の日本人の音楽の嗜好も、随分と様変わりしたように感じる37年前のチャートを振り返りました。今後、音楽もどのように発展していくのか楽しみです。